片眼にだけ乱視がある時のコンタクトレンズの選び方
現在、日本人の約7割の人に近視があり、その中の一定割合は乱視を伴うと考えられています。
乱視には様々なタイプの乱視がありますが、その中の約9割の人は直乱視と言うタイプの乱視と考えられています。
このタイプの乱視は一般的にハードコンタクトにおいて概ね矯正され、良好な視力が得られます。
一方、ワンデーコンタクトを始めとするソフトコンタクトにおいては、レンズの性質上矯正は困難です。
片眼だけに乱視がある
人間の目は左右同じではありませんから、両眼共に近視と言う人もいれば遠視と言う人もいますし、両眼乱視だけと言う人もいます。
また片眼は正視(目は悪くない)で片眼だけ近視と言う人もいます。その組み合わせは様々です。
ただもし片眼が近視、片眼が近視と乱視と言う人がいたとして、その人がワンデーコンタクトを始めとする使い捨てコンタクトにしたとしたら・・・
近視だけの目は良好な視力が得られますが、近視と乱視のある片眼に関しては乱視が矯正されませんから近視だけの片眼と比較するとどうしても視力の点で見劣りすることになります。
その差が大きければ目が疲れるなど様々な支障がでてくることも考えられますので、眼科を受診し、必要に応じて、その差を補うために乱視のある方だけ乱視用のコンタクトにするなど対応を考えなければなりません。
通常タイプのコンタクトと乱視用コンタクトを販売しているメーカー
皆さんがよく耳にする、いわゆるコンタクトレンズの大手メーカーはほぼ、全メーカー同じ商品で通常タイプと乱視用タイプのレンズを販売しています。
片眼だけ乱視がある人の多くが下記のような同じメーカー同士のレンズを組み合わせて装用しているのが実情です。
ただ、乱視用タイプのコンタクトレンズは特殊デザインのレンズなのでお値段はノーマルタイプより御高くなっています。
レンズ自体は、特殊デザインのレンズとは言え、使い捨てコンタクトの場合はメーカー欠品をしていない限りはすべてメーカの方で常備在庫としてストックしていますので、お届けまでにさほどお時間は掛かりません。
★ジョンソンエンドジョンソン社(乱視用ワンデータイプ/乱視用2ウィークタイプ)
★ボシュロム社(乱視用ワンデータイプ/乱視用2ウィークタイプ)
★アルコン社(乱視用ワンデータイプ/乱視用2ウィークタイプ)
★シード社(乱視用ワンデータイプ/乱視用2ウィークタイプ)
★クーパービジョン社(乱視用ワンデータイプ/乱視用2ウィークタイプ)
★ロート製薬(乱視用2ウィークタイプ)